ガイナの塗装って?
塗装の基礎から種類まで、まるごと教えちゃいます!
塗装の方法
塗装の方法には、様々なものがあります。
代表的なものとして、ローラー・刷毛(ハケ)・吹き付け・コテの塗装方法について紹介します。
ローラー
● 広く一般的に使われ、使い方も簡単。
ローラーは、塗装の方法として広く用いられており、技術的にも刷毛等よりは容易に仕上げることができます。
種類も多くあり、長毛・中毛・短毛ローラーがあります。
その中でも中毛ローラーが一般的であり、壁やコンクリート等に広く使われています。
ローラーの種類によって仕上がりも変わってきます。
塗装する際は、ローラーに塗料をしっかり馴染ませるための受け皿も必要になります。
ローラーは、主に一般住宅の外装(外壁)や内装(内壁・クロス・床など)の塗装に使用されています。
刷毛
● 細かい作業に最適。技術も必要。
刷毛(ハケ)はどのような時に利用されるのでしょうか。
刷毛の特徴として、例えばローラーや吹き付け等のように、屋根や壁などの広い面積を塗装するのではなく、ローラーや吹き付けでは塗装しづらい比較的細かい部分を、隙間なく塗装することが出来ます。
また、刷毛塗りには技術も必要であり、塗料を無駄なく使う為には経験によるものが大きいといえます。
ローラーや吹きつけ等の塗装よりは、塗装する時間は掛かってしまいますが、
細部まできれいに塗装することが出来ます。
塗装する素材に対して、ローラーなどに比べ密着度が高いのが刷毛の特徴です。
吹き付け塗装
● 面積が広い場合は効率的。時間短縮にも。
吹き付け塗装は塗料を霧状にして塗装面に密着させる方法です。
吹き付け塗装は、主に工場や倉庫等の屋根や壁、その他の大きな建築物に多く使用されています。
塗料を霧状にする為、屋根などを塗装する際、風を直接受ける為ローラーや刷毛のように塗装面に密着させて行うものと違い、風に流されてしまうことがあり、その分塗料を多く消費します。
そのため、周りに迷惑が掛からないようにしっかり養生することと、塗料の飛散ロスを考慮することが必要となります。
しかし、吹き付け塗装は塗布面積が広い場合は効率よく塗装でき、他の方法よりも時間を費やさず塗装することが出来ます。
また、吹き付け塗装の特徴として模様を付けることもできます。
模様の例として、※1リシン、※2 吹き付けタイル ※3スタッコ等があります。
コテ塗り
● 独特の仕上がりが特徴。模様や凹凸をデザインできる。
コテ塗りは、コテとコテ板を用いて塗装します。
主に、一般住宅のリビングや寝室等の内壁や天井などの内装に使用されています。
コテでの塗装は、ローラーや刷毛などの塗料の粘度とは異なり、多少硬くなっています。
コテ塗りは、平らで滑らかな塗装面だけでなく凹凸も出すことができ、技術や経験が必要となります。
ローラーや刷毛、吹き付けとも異なり、コテ独特の仕上がりとなります。
また、コテを使って曲線を描くように動かすだけで波模様ができ、当て方等を工夫するだけでも様々な模様を付けることができるのがコテ塗りの特徴といえます。
模様の例として、※4コテパターン(波模様)、※5土壁等があります。
- ※1 砂壁状の仕上がりとなり、和風住宅等で多く使用されています。
フラットに近い形状で表面は粗くなっているのが特徴です。 - ※2 和風・洋風どちらにも使用されており、最もポピュラーといえ、凹凸模様が基本となっています。
模様のバリエーションも豊富なのが特徴です。 - ※3 リシンと吹き付けタイルの両方の特徴を持っているのが、スタッコです。
外壁・内壁・天井等の仕上げに使用されています。 - ※4 波模様には、ウェーブ仕上げ・ラフウェーブ仕上げ・プロヴァンス仕上げがあり骨材の有無や大きさなどによっても仕上がりも変わってきます。
色だけではなくパターンも空間演出するためには重要な役割があります。 - ※5 特徴として流砂のような滑らかさを持った、肌合いはしっとりとした落ち着きある壁面を演出します。
特に内壁に使用することにより柔らかく、あたたかな空間演出をします。